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2019.02.16

○都城市視察〜2019冬〜

宮崎県都城市は宮崎県宮崎市と鹿児島県霧島市の境に位置し、肉用牛、豚、鶏の合計畜産産出額が日本一を誇る畜産のまちです。

2017年に仙台市で行われた「第11回全国和牛能力共進会」では、都城産の宮崎牛が最高賞である内閣料理大臣賞を受賞しています。

焼酎で有名なあの霧島酒造さん、「霧島」とつくので鹿児島県にあるとお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、霧島酒造さんも都城市です。

この度の商談会と視察で多くの事業者様とお会いしましたが、今回は【霧島山麓雉】をピックアップしてみます。

そもそも雉は昔から食肉用として最高品とされ、宮廷などで食されてきました。

歴史は古いですが、一般にも食されるようになってからはそう長くないため、まだまだ認知度は高いとはいえません。

しかし、他の肉と比べ雉肉はタンパク質が豊富で、鶏よりも脂肪が少なくてヘルシーです。

栄養過多な現代人に「もってこい」な食材です。

霧島山麓雉の特徴といえば、年間を通じてチルドでお出しできることです。

他の国産雉ですと冷凍での出荷が多いかと思いますが、こちらは注文を受けてから屠殺をし出荷してくれるので、常に鮮度抜群の雉肉をチルド(良い状態)で提供してもらえます。

そして、時期毎に変わってくる味を楽しめるのも魅力です。

ジビエというと秋・冬のイメージが強いですが、雉は春から初夏にかけて卵を産むので、求愛をする今からの時期のオス雉は尾の先まで毛艶がよく、身も丸々と肥えてきてとっても美味しいのだそうです。

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ここからは雉料理をご紹介します。

まずは雉肉の刺身です。

宮崎県・鹿児島県では鶏肉を刺身で食べる文化があります。

他県では、なかなか鶏刺しを食せる機会はないですよね。

朝締めの雉肉は全く臭みがなく、旨味もつよく、とても柔らか。レバーも最高でした。

※あくまでも現地での食し方であり、生食可のものは出荷できかねますので、ご注意ください

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雉肉の専門店でしたが、この様に焼肉スタイルでお肉を焼いていきます。

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そして締めの雉そば。雉のガラからは最高の出汁がとれます。塩で味を調えるだけで、抜群のスープになります。

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ごちそうさまでした。

最後は食レポのようになってしまいました。

各地の商談会や視察を通じ、実際に生産者の方とお会いしてパートナーシップを築く。

また食材の魅力を肌で感じることは、とても有意義なことです。

ただ、それだけで終わることなく、実際に外食産業様と繋がらなければ意味がありません。

生産者様から必要とされる、頼られる存在になっていきたい、そう思います。