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2018.06.05
○高知視察〜2018初夏〜
先日アドバイス業務の一環で訪問させていただいた高知県。
今回はご縁があって商談会にも参加させていただきました。
■商談会
ご縁のあった6社と商談。
興味を惹いたのは、やはり「鮮魚」。
というのも、高知の鮮魚はまだ弊社で取り扱えていなく、太平洋側の鮮魚のご紹介をしたく意気込んで参加してきました!
土佐といえば、カツオ!
藁焼き加工もしてくれる業者さんもいたり、良い出会いがございました。
高知は、真鯛やブリの養殖が盛んで、近年技術が向上した環境で管理された養殖魚もあるようです。
60種ほどのトマトを生産している農家さんとも出会うことができ、夏にはご紹介できるように準備してまいります。
■懇親会
平素よりお取引させていただいている出荷元様や高知県の外商、畜産課にもご参加いただき、高知県の食材を堪能。
土佐あか牛、はちきん地鶏、四万十ポークと肉祭りは味の深さに感動を覚えました!
宿毛(すくも)港で水揚げされた「トンゴロイワシ」は、ガラスのようなウロコにおおわれた魚で、この唐揚げが秀逸でした。
揚げた時のウロコのサクサクとした食感は、やみつきになること間違いなし。
↑ これです!
そして、衝撃的だったのは、高知県の献杯の文化です。
日本酒を飲み、飲み干した盃には、間髪入れずに酒が注がれていく。
ルールがわからない我々は飲んだら注がれ、また飲んだら注がれ・・・の無限ループに身の危険を感じたほど。
ぽろっと聞こえてきたのは、、
高知では、「客人をもてなす=二日酔いにさせる」・・・らしいです。
さて、二日目。
■四万十野菜
四万十川の良質な水にも恵まれた田畑で、有機農法で野菜を生産。
JAS取得には現状こだわらずに、地元の若者の雇用も促進しながら、実直な野菜作りに日々精進している印象。
現在は、かぼちゃ、じゃがいも、生姜など、品種は少ないが、今後は、ナスの生産にも力を入れていくとのことで、多種の野菜を紹介できるようになると嬉しいです。
■高知県のお肉たち
既に弊社とお取引させていただいている県内で非常に力のあるお肉屋さんを訪問させていただきました。
高知県産の牛・豚・鶏の取扱量は、他ではまねできないレベルのよう。
その理由の一つには、専務のお人柄があると感じられました。
土佐あか牛の農家さんが大変な時期には、一手に買い取り、県外に向けて販売をしていくなど、器の大きさと行動力には感銘を受けました。
■土佐あか牛
以前より弊社とお取引をしてきましたが、ついに私も実際にお会いする機会を設けることが出来ました。
担当の方は、電話でお話ししていた印象の通り、優しいお人柄のおじいちゃんという感じ。
土佐あか牛を高知県から絶やさぬよう尽力をしてきた方と知り、お話しすることが出来て、大変光栄でした。
今回は見ることが出来なかったが、自社牧場もお持ちで、メスのみの土佐あか牛のブランディングもされている『れいほくビーフ』なるものもあるらしい・・・
■れいほく地域の野菜
兵庫県等他県から、この地にIターンした方々が力を合せ、れいほく地域の野菜の流通を新創しています。
この日は、米ナス、生姜、葡萄農家さんと面会させていただきました。
どの農家さんも目をキラキラさせて、自分たちのお野菜を発信していきたいという気持ちが強かったです。
現在350名の農家さんをとりまとめているようで、高知県フェアを開催する際に、力になってくれる業者さんであると考える。
■土佐酒造 桂月(けいげつ)
銘酒桂月の酒蔵として、高知県北部の山間地、土佐嶺北地方にて明治10年(1877年)の創業以来140年間、豊かな水と澄んだ空気の中で高品質な酒造りをしています。
四国の中央部を流れる吉野川の源、四国の水瓶と言われる早明浦湖畔の静寂な自然環境に囲まれており、この地特有の良質の軟水に恵まれ、少量生産ですが、実直な酒造りをしています。
高知県の県民性は、保守的であるが、外向きでもあり、初めて訪問した我々に対し、とてもオープンな気持ちで迎えてくれました。
また、農家さんやメーカーさんは、地元での流通をベースに考えた上で、首都圏への流通をさせたい!というチャレンジ気質が感じられ、今後お取引をしていく上で、非常に好感が持てました。
お酒の文化には、危うくやられてしまうところでしたが、2日間を通して、高知を堪能させていただきました。
今回の視察にご尽力いただいた方々に、この場を借りて御礼申し上げます。