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2018.05.24

○山形視察〜2018初夏〜

夏の日差しとまだ残る肌寒さの中、恒例の山形現地視察に行ってまいりました。
初夏を感じる山形の気温は27度。汗ばむ程の暑さでした。
タイトにスケジュールを組んだ1泊2日の内容をお伝えします。

まずは庄内のアスパラ生産者さんの元へ。

山形ではアスパラの育て方でも3通りあるそうです。
土で育てる方。高原で育てる方。砂丘を使い育てる方。

こちらは、山形の庄内砂丘を活かし砂地で栽培。
各生産者さんのこだわりを感じられるのは現地視察ならでは。
また、もう一点。現地視察ならではの楽しみのひとつ。
採れたてをその場で食す!これはTVでも良く見ますが憧れですね。

噛んだ瞬間にパリッと音が脳内に弾け、みずみずしくジューシーな甘みが口の中に広がります。食べた誰もが驚きの美味しさ!想像以上です。

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最高のスタートを切り、先進的な「植酸栽培」という育て方を実践している方の農園へ。植酸栽培とは、植物自身が本来持つ成長力や免疫力を高めながら栽培するという農法です。
化学肥料や農薬によって蓄積された土壌中の硫酸・塩酸・石膏など、植物の生育に悪影響を及ぼす成分を分解し無毒化する作用も有るとの事。素晴らしい農法ですが、まだまだ普及していない農法のようです。この農法で育てるリーフは味が濃くてとても美味しかったです!

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続いて原木椎茸の生産者の元へ。
通年通して生産されております。原木ならではの味の濃さを満喫。
木から生えてるきのこって愛嬌あって可愛いです。

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そしていつもの松田製麺所さんへ。
山形では麺を食べる文化があるそうですね。コンビニに立寄った際に、麺コーナーの広さに驚いてしまいました。東京に戻ってから調べたのですが、ラーメン消費日本一だそうですね。そば・うどんは全国3位。隠れた麺どころなんですね。
みなさん知っていました?知らなかったのはもしかして私だけ?
そんな麺どころ山形を支えている松田製麺所は、庄内に伝わる細内うどん「麦きり」をはじめ、そば、うどん、焼きそば麺、中華麺を製造しております。

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その後、
栽培ウド、月山高原のアスパラ、じゃがいも畑を視察。月山高原のマイナスイオンをたっぷり浴びてきました!この環境が作物を美味しくしてるんですね。

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上杉の城下町と言われる米沢に戻り、酒造資料館でもある東光の酒蔵で歴史を学び、その場で試飲。1日目最後は、米沢牛を堪能して終了。

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【2日目】
小雨が降る米沢。寒い。
前日の暑さが嘘のように感じる。
この気候の差こそが作物や食肉を更に美味しくさせるのでしょう。

まずは、弊社が長くお付き合いさせて頂いてる米沢ミートさんへ。
枝の状態の牛肉から解体する作業を見学させて頂きました。
牛肉の存在感、捌くスピード感、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。
熟練した技術と衛生が整った環境が安定的な供給を可能にしているんですね。

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次は行者菜の農園へ。雨は更に強さを増しもはや寒い。
行者菜とは「行者にんにく」と「ニラ」を交配させたもので、山形県長井市では全国に先駆けて「行者菜」の栽培が行われ、特産品となっています。行者にんにくとニラの良いとこどりです。一度食べるとやみつきになる旨さがあります。

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そして全国でも漬物の名産地として有名な山形の三奥屋さんへ。
雪国民家の傑作ともいえる中門造りの建物の中は高畠民族資料館を併設しております。
多種多様な漬物を試食させていただきました。

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今回の視察最後は、山形牛の牧場「おざきスカイファーム」を視察。
数少ない農場HACCPも取得されており、衛生管理が整った環境で2000頭以上を育てております。牛にとってもストレスが無い為、非常に肉付き良く育っておりました。

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今回も新たな発見や学びがあり大変勉強になりました。生産者さんが普通に行っている事が、我々から見ると、すごくこだわっている事であり、そのような取り組みや情報をしっかり生産者さんから引き出し、お客様に伝えて行くことが我々の大切な役割だと思いました。

現地の生産者様、現地の案内をして下さった方、また視察に同行いただいたお取引様、関わった皆様全てにこの場を借りて御礼申し上げます。有難う御座いました。

米沢視察、楽しませていただきました。

また訪れることができることを願っています。

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