今年も早いもので、もう11月に入りました。
だいぶ気温も下がってきました。皆さんも体調に気を付けて下さね！

さて、先日福島牛の視察に参加してきましたので、そのお話を。

まず福島牛とはなんぞやと。
定義とすれば福島県で育った黒毛和種で4・5等級のものを銘柄「福島牛」、2・3等級のものを「福島牛」といいます。

今回の視察はその福島牛の震災・原発事故後の生産・流通の状況であったり、安全確保の取り組みを学ぶ場でした。
意外と知られていないのですが、福島県の肉用牛の飼育頭数は全国12位と毎年上位にいるんですね（震災前は10位）。
素牛（育成する前の子牛のこと）の評価としても高く、三重県や佐賀県など有名ブランドの産地にも多く出荷されています。
ただ未だに風評被害を払拭できず、岩手県や宮城県の肉牛価格は全国平均より上がっているのに、福島県の牛は、同じ品質のものを生産しても正しい評価を受けられていないのです。（枝肉価格は全国平均よりもキロ200円安い！）

福島牛

実際に食べてみました！
うん・・・美味しいに決まってるじゃないですか！

「福島（県産）牛の風評被害の払拭、ブランド力・認知度・需要を高める、そして枝肉価格を上げていく、ということは短いスパンで実現するのは難しいかもしれない。でも馬刺しや地鶏など他の福島県食材も絡め、持続的に販売できるのがグローバルフーズなんだよな。がんばって福島牛を広めなきゃ。」
と、福島の日本酒を飲みながらしみじみと思うのでした。

晩酌セット